TOP MESSAGE

トップメッセージ

北村製布からその先へ

創業から100年を超えたいま、これまでの歩みを胸に、
私たちはこれからの会社のかたちを見つめ直しています。
次の時代に向けて、もっと開かれた北村へ。
フィルターを通じて、ものづくりの新たな可能性を切り拓いていきます。

  • 「今日もいい一日だった」と
    思える会社を、
    これからもずっと。
    北村製布のこれまでを支えてきた想いと、これからを担っていく想い。当社の歴史を紐解きながら、転機となった出来事や受け継いで行きたい姿勢について、会長・北村仁と常務・北村博紀が語ります。
  • 堅実とチャレンジの両立。
    次世代まで胸を張れる
    企業をつくる。
    当社の成長を牽引し、経営と販路拡大を担ってきた社長・北村英明と、これからの新たな挑戦を模索する常務・北村博紀。ふたりが互いの視点を共有しながら、未来につないでいくべき会社の姿について考えます。
  • 経営と現場をつなぎ、
    一人ひとりが自分の会社と
    思える環境へ。
    当社は、経営変革の一環として、特に組織・職場づくりへ力を入れています。専務・北村篤子と監査役・北村花純が、目下の取り組みや、理想とする職場のあり方について、互いの考えを語り合います。
HISTORY

北村製布のルーツ

江戸時代

一代目
庄兵衛

商いの原点、「三方よし」。

江戸時代、近江の国から茨城・守谷のあたりへと奉公に来た青年、庄兵衛。
「売り手よし、買い手よし、世間よし」近江商人の精神は、北村の商いの原点です。

1841年
天保十二年

二代目
庄兵衛

地に根ざす商い、
水海道での第一歩。

庄兵衛の子が水海道へ移り、砂糖問屋を開業。
北村の商いは地元と密接に関わりながら成長していきます。

明治時代

三代目
為次郎

商いの幅を広げた、
仕入れのはじまり。

砂糖に加え、紙や糸の仕入れも開始。
のちの繊維業への伏線となる、商いの視野を広げた時代です。

明治時代後期

四代目
よし

女性が支えた、
多角経営の芽。

2代目の妻である「よし」は不動産業にも取り組み、
家業に多様性をもたらしました。
水海道における商いの地盤をさらに強固なものへと
築いていきます。

1918年
大正七年

五代目
連之介

布を織り、信頼をつなぐ。
北村製布の誕生。

繊維・織物業を本格的にスタートし、
「有限会社北村製布」を設立。
地域の味噌・醤油・酒造業との取引も広がり、
その関係性は今でも続いています。

お揃いの法被を着て記念撮影を行う社員たち。
後ろにうつる家屋は今も本社横に残されています。

戦後〜
1945年
昭和二十年

六代目
藤次郎

技術革新とともに進む、
化学繊維の時代。

戦後、綿など天然繊維から、
業界に先駆けて化学繊維へと転換。
1950年代には特許や実用新案も取得し、
北村製布の技術力が評価されると共に、
ろ布づくりの基盤が築かれます。

1980年代
後半〜
1990年代

七代目

環境と産業の接点へ。
ろ布の可能性。

環境問題が注目されはじめた時代。
私たちは化学繊維の事業を確立し、
空気や下水処理など環境分野への展開をスタート。
社会の「見えない課題」に応える、新たな歩みが始まりました。

2000年代〜

八代目
英明

技術と人のチカラで、
よりよい現場へ。

縫製工場にカットマシンを導入し、生産性と品質を両立。
社員の働きやすさにも向き合いながら、
豆腐・日本酒業界など取引先が拡大。

2020年代〜

北村のフィルターを、
未来へつなぐ。

100年を超える北村の歩みを受け継ぎ、さらなる挑戦へ。
時代とともに進化するフィルターを通して、
人と社会を支える未来を見据えています。

PROFILE

会社概要

創業 大正七年(1918年)
所在地
本社:
茨城県常総市水海道宝町3390番地
東京営業所:
東京都千代田区神田西福田町4丁目3番地
織布工場:
茨城県常総市水海道天満町1776番地
縫製工場:
茨城県常総市水海道宝町3390番地
代表者 代表取締役社長 北村 英明
資本金 5,000万円
役員
代表取締役会長
北村 仁
代表取締役社長
北村 英明
取締役専務
北村 篤子
取締役常務
北村 博紀
監査役
北村 花純
取引銀行
  • 常陽銀行 水海道支店
  • 筑波銀行 水海道支店
  • 三井住友銀行 人形町支店
沿革
1918:
醸造用ろ布の製造、販売を目的として北村製布工場を創立
1941:
陸軍監督工場ならびに逓信院監督工場として被服および郵便行襄の生産に従事
1945:
終戦によりろ過布の製造販売を再開
1958:
「諸味圧搾用濾過布 実用新案第494518号」登録
1961:
「酒醸造に於ける蒸し米用ナイロン敷布 実用新案第567910号」登録
1962:
社員野口要助 黄授褒賞を受賞(ろ布の組織に関する研究)
1967:
一般工業用ろ布の製造・販売を開始
1969:
東京営業所を東京都千駄ヶ谷町(現渋谷区)に開設
1969:
「醤油せいぞうに於けるナイロン計流袋 実用新案第869400号」登録
1979:
本社および工場改築
1982:
新本社ビル竣工
1983:
高速合撚糸機導入
1986:
東京営業所を東京都千代田区に移転
1987:
北村仁、代表取締役社長に就任
1989:
資本金4,000万円に増資
1994:
織布工場増改築
1995:
資本金5,000万円に増資
1998:
ろ過助剤、カートリッジフィルター等の販売を開始
2001:
「ポリ乳酸成物から成る繊維から構成される事を特徴とする濾過布(カネボウ合繊株式会社と共願)得願2001-64535」特許出願
2008:
「カーボンナノチューブによる水浄化用繊維の開発」の共同研究契約を茨城県工業技術センターと締結
2011:
北村英明、代表取締役社長に就任
2014:
大型自動レーザー裁断機導入
2015:
太陽光発電設備を設置
2018:
創立100周年記念事業実施