フィルターの選び方
北村製布株式会社 > フィルターの選び方

素材について

濾過布の選択時に於いて、その濾過目的に適応した素材を選ぶ事が必要です。
その為に物理的、化学的な適応性を見ると共に、熱や引張に対する抵抗性能を考慮しなければなりません。
濾過布の素材として、現在多用されている繊維は次の通りですが、これらのものは、それぞれに優れた特性を備えています。

糸の種類

短繊維(スパン糸、紡績糸)
抵抗が少い割に微粒子が通過しませんが、糸にケバ立ちがあり、目詰まりしやすくケーキの剥離が良くない。
長繊維(マルチフィラメント糸)
糸にケバ立ちがなく表面が平滑でケーキの剥離が良く、強度はスパン糸よりも優れているが抵抗が大きい。
単繊維(モノフィラメント糸)
表面が平滑でケーキの剥離がよいが微粒子は単独では濾過できない。

以上の特性を生かし、交撚(多種類の糸をより合せる)や交織(タテ、ヨコ糸に異種類の糸を使う)する事もございます。

織り方(織物の三原組織)

平織(Plain)、綾織(Twill)、朱子織(Satin)等の織り方があり、濾過抵抗、表面平滑性、強度等に特性があります。これ以外にも2重織など、用途に応じて数多くの組織があります。
【断面図及び平面図】
平織 平織
・表面が平滑かつ堅牢。
・布目が詰まったものが多く、高圧用のとして濾布使用される。
2/2綾織 2/2綾織
・表面に斜めの敏模様が見える組織。
・柔軟性に富み、地厚な高密度のものができ、濾布では最も一般的。
朱子織 朱子織
・表面が最も平滑で高密度の者ができる。
・バグフィルターに多く使用されている。

密度について

タテ糸、ヨコ糸の1インチ間の本数で表しますが、糸の太さ、織り方、撚糸回数によって濾過布の空隙率や通気量は異なってきます。

濾過抵抗

濾過布の抵抗の度合は通気量が目安となります。
これは12.7mm/Agに於ける単位面積当りに通過した気体の量を表わします。単位はcc/cm2/secとなります。

以下の要素から

(1)濾過効率が優れている事。 (4)ケーキの剥離が容易な事。
(2)濾過速度が安定している事。 (5)耐用年数が長い事。
(3)使用中の目詰まりが少ない事。
を考慮して濾過布の選定をする必要があります。
当社は、この様な条件を満たすべく、永年の経験をもとに、製品開発に日夜尽力しております。
御問い合わせは、是非とも当社営業部を御活用下さいますようお願い申し上げます。